高橋祥子
2021年1月6日
NewPicsPublishing
Amazonリンクはこちら

「生命原則を客観的に理解した上で主観を活かす思考法」をテーマにおき、生命原則の説明、個人の生き方、組織のあり方、最後に人類のあり方へと視野がどんどん大きく広くなる展開の本です。

著者は科学者として、また、遺伝子解析をサービスする会社を運営する企業家としての目線を持っており、その科学と社会を重ね合わせた論理展開は納得感がとても高いものになっています。

生命原則は「個体として生き残り、種が繫栄するために行動する」ことですから、個体単位で利己主義だけを貫いても種の繁栄を達成できません。利己主義の延長線上にある利他主義として、他者のことも考えて行動することで集団としての生存につながり、結果として自分も生き延びることになります。

第2章「生命原則に抗い、自由に生きる主観を活かす」より

上記の引用は1つの事例ですが、本書を読み進めると、科学はリベラルアーツの1つであり、哲学や倫理とは切り離せないものだと気付かされます。

本書で生命原則や科学的な法則を理解することで、日頃、大小様々な課題に悩むビジネスパーソンの方々の解決の糸口を見出だせる、そんな希望が湧くお勧めの一冊です。

レビュアー

杉本輝美

頑張って働く会社員です。