熊平美香
2021年3月20日
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ピーター・センゲの「学習する組織」をきっかけに様々な教育エリアで活躍されている著者は、本書を「学習する組織」「学習する国」になるためのハウツー本である、と位置付けて「リフレクション(内省の技術)」を具体例と共に世に出したそうです。
内省は個人の考え方を俯瞰するために大切なものであり、内省の正しい技術を身につけていってほしい、という著者の強い願いを感じる一冊になっています。

相手の考えの背景を4点セット(意見、経験、感情、価値観)で理解する習慣を持つと、意見に反対する人は、こちらの意見そのものに反対しているのではなく、「その人が大事にしている価値観を守ろうとしている」ということがわかります。このため、反対の意見に遭遇しても、不安な気持ちになることが少なくなります。

第一章 リフレクション 基本の5メソッド より

リフレクションで「認知の4点セット(意見、経験、感情、価値観)」をいつも手元に置いてリフレクションできたら、対立する人間関係の悩みも、ふつふつ沸いてしまうイライラも、自律する組織にならない不満も、解決への手がかりにもなり、さらには世の中も良くなっていく、そんな清涼感を感じる本です。

むやみに反省したり、むやみに怒ってしまって、何だか疲れたなぁ、という経験をお持ちの皆さんにオススメです!

レビュアー

杉本輝美

頑張って働く会社員です。