THE FORMAT

THE FORMAT
著者 石倉秀明
出版社 サンマーク出版
発売日 2022年 11月 05日(土)

推薦者:本村和也

本村和也

推薦者・本村和也について

製造業にて品質と情報のマネジメントシステム(ISO9001QMS、情報セキュリティマネジメントシステムISO27001ISMS)について維持管理をしています。

おすすめポイント

「型」があれば、考える時間は劇的に短くなり、楽になり、成果を出せる。

7年かけて作り上げた、どんな時にも使える9つの型(フォーマット)を初公開。

  1. 困った時はこれ……確実の伝わる万能フォーマット
  2. 人を動かす……指示のフォーマット
  3. 込み入った説明が簡単にできる……説明のフォーマット
  4. 選択肢の中から、方針を決定したい……相談のフォーマット
  5. 定例会議報告……作るだけで、ToDoリストにもなるフォーマット
  6. 業績報告……変えられない数字を「よく見せる」フォーマット
  7. 会議のアジェンダ……配るだけでなく、アイデアが出るフォーマット
  8. 承認……忙しい上司に簡潔に話せるフォーマット
  9. 企業理念……伝えるだけでなく、行動させるフォーマット

大事にされてきた、しゃべりのうまさ、その場の空気を察する力よりも、わかりやすい日本 語を書く力、正しく読める力が重視されるようになるのです。

「書く、読む」なら相談の内容はストックされます。「そういう時は、これを読んで」といえ ば解決することもたくさんあります。

「書く」ことのもう一つの大きなメリット。それは、書けば書くほど、周りから信頼されると いうことです。これは「単純接触効果」と呼ばれています。

仕事はその日のうちに終わらせなければならない、というのは幻想です。自分のペースで進めつつ、その状況を丁寧に周囲へ伝えれば問題なく物事は進んで行きます。

読後感

「型」を参考にしてどんどん使おうと思い読み始めました。書くことの重要性が書かれていて、型で悩まず、中身で悩むことだと思いました。
第4章はQ&Aで、著者の伝えたいことのフォローアップができます。この構成はありだと思います。「今まで以上に、行動と結果がフォーカスされる時代」「今後テキストが書けるこ とで価値が上げられる」と終章で述べています。
アウトプットの重要性をあらためて認識しました。

こんな人におすすめ

  • メールを書くのが苦手
  • メールに書いたことを何度も聞かれる
  • 長いメールを読みたくない
  • 会えない顧客と関係性を作りたい
  • 部下からの相談で1日が終わる
  • 指示をしても、思い通りのものが出てこない
  • わかりづらい文章だと思われていないか心配