開催レポート【『ビジネスメール最速時短術』平野氏トークコーナー付き公開ビジョナリー読書会】
私がビジョナリー読書クラブに入会したキッカケ
こんにちは、今回読書会レポートを書くことになりました、保坂涼介と申します。普段の読書会では「ほさお」と名乗っています。1993年、平成5年生まれの29歳(2023年1月現在)仕事は鍼灸師として治療活動しています。祖父の株式会社を事業継承して代表取締役もやっています。こちらは健康補助食品・美容器のメーカーとして活動しています。
私が読書会に入会したのは2022年2月からです。もうすぐ入会して1年になります。入会したキッカケは今回の公開読書会のテーマ本、『ビジネスメール最速時間術』の著者の平野友朗先生のご紹介でした。
もともと平野先生には毎月コンサルティングをお願いしています。何か短期的な目標があって~とかではなく、日々の成長で会社の土台を強固にしたい、と思い毎月コンサルティングを受けています。そのコンサルティングの中で私が、読書の習慣を身につけたい。と相談したところ、この読書会をご紹介受けました。
読書会の活動内容を聞いて確信。これは入会すべきだなと直感で感じました。まぁ、一応お試し参加ができるとのことなので参加しましたが、終了後、速攻で本申し込みしました。そこから一度も読書会に入会して後悔したことはありません。この先も辞めるつもりはありません。
普段の活動で心がけていること
読書会は日曜と火曜に週2回開催されますが、私のスタイル的に日曜日しか無理。なので毎週日曜日7時~の会に参加しています。
まず一番心がけていることはズバリ!
参加をすること。
そして、参加をするために週に1冊本を読み切ること。
この二点です。
予定や体調などでどうしても、というときはパスしますが、それ以外は参加するように心がけています。やる気が湧かない、本が読み終わらない、などめっっちゃ弱気でサゲなときも、絶対に2週連続では休まない!って決めています(笑)
読書会は参加することに大きな意味を感じています。
クオリティーを気にする方もいらっしゃいますが、私はクオリティーとかは2の次でOKと考えています。とにかく参加すること!それが出来ればあとは読書会の仕組みで勝手に成長できます。
公開読書会のパネリストをやってみて
(1)めちゃくちゃ緊張!
そんな中、読書会スタッフの川合健一さんから公開読書会の発表者(パネリスト)をやってみないか、とお声がけいただきました。その日は既に仕事の予定が入っていたのですが、せっかくの機会なのでと思い、日程を調整して引き受けることに。色々事前連絡などを受けながら内容を調整して当日を迎えました。
参加申し込み者は当初の上限100を超えて140台に!ここから実際何名参加するかはわからないとのことでしたが、自分史上最高人数の人前で話すことは間違いありません。仕事でも多少の人前で話す機会はあるので、苦手意識があるわけではないのですが、さすがに当日はメチャクチャ緊張しました。
声のトーンが上ずったり、速くなりすぎたりしないように、常に心の中で深呼吸を意識しながら話しました。普段毎週やっている読書会とやることは変わらないのですが、環境が違うとこうも考えることが違うんだなと勉強になりました。とは言っても、やることはいつもと同じなので、自分的には問題なくできたかなと(大丈夫でしたよね?笑)
慣れない環境でもやりきれたという自信は、漢が磨かれた感覚があって心地よいです。パネリストに選ばれて本当によかったなと思いました!
(2)今回の課題図書について
今回の課題図書の『ビジネスメール最速時間術』はビジネスメールの初級者から上級者まで実践的で今日から使えるノウハウがてんこ盛りの本です。メールを仕事で使う人なら絶対に読むべきおすすめの本です。
そんなノウハウ本なので、パネリストが3人もいたら絶対引用箇所が被っちゃうな~。って思いましたけど、誰一人被ることはありませんでした。それも読書会の面白いところだなって思います。
私が実際に引用した1か所を載せますね。
メールを送ることが仕事ではない
満点のメールは幻想にすぎない
ここで、最上のメールを書くのに5分かかり、普通のメールは1分で書けるとしたら、どちらのメールが評価されるでしょうか。
両方のメールが同じ時間で書けるのなら、最上のメールのほうが評価されるはずです。しかし、丁寧なメールは文字量が増える傾向があり、書くのに時間がかかります。最上のメールを普通のメールと同じ時間で書くのは不可能です。
仕事には満点がありません。満点のメールは幻想です。相手が動いてくれるかどうかは結果が明白ですが、印象のよし悪しには正解がないからです。
だから時間をかけて最上のメールを目指すことは仕事において求められていません。
私自身もより良い最上のメールを作ることに力を注いでいましたが、速く書ける普通のメールのほうが良いというのは大きな気付きポイントでした。状況に応じて使い分けること、自分の常識をコリ固めないことを注意しようと思いました。
これらのことから
「メールに掛かる時間をマイナス10%減らします」
という宣言を皆さんの前でしました。
(3)印象に残ったフィードバック
私と同じで、みなさんも最上のメールを書くことに注力されていたようで、最上のメールよりレスポンスを意識します。とたくさんの方がフィードバックされていたのが印象的でした。
自分だけじゃないんだ!と思えるのは安心しますし、逆にそれだけの人がハマってしまう罠なんだな!とも再確認できました。
他にも、メールに掛かる時間をマイナス10%減らすためには、現状どれくらい時間がかかっているのかを把握しないといけないね。と著者の平野先生からフィードバックを頂き、「確かに!」と思いました。客観的なフィードバックは大きな気付きになります。またみなさんの業種や状況によってメールへの意識の違いがあって、それもフィードバックから感じ取ることが出来たのでおもしろかったです!
フィードバックは様々な気付きがあるので、いつも読書会では楽しみな時間です。
(4)著者へのおもしろい質問
みなさんビジネスメールということで他人事ではなかったのか、非常に様々な質問がチャット上で飛び交いました。
そんな中で私が特に気になった質問は
「メールで必要な内容が抜けていることに気付いたら、すぐに追加で送信していいのか」
という参加者からの質問でした。
その質問を聞いて私も「確かに!どうすればいいのだろう!?」と思いました。それに対する著者の平野先生の回答は以下のようなものでした。
環境による。
誤字脱字を注意すべき相手もいれば、成果重視の相手もいる。どのようにするのがその環境でもっとも生産性が高いのかで判断してほしい。
というものでした。
メールに正解はない。試行錯誤しながら効率的なコミュニケーション方法にしていく。
ということを学びました。
他にも興味深い質問が活発に飛び交っていて、すごい盛り上がっていました。こんなに質問が出る会って凄すぎ……
私にとって読書会とは【成長したければ参加一択】
私にとって読書会とは、「爆速最短で成長するための最適解」です。
私は成長するためには読書は必須だと思っています。読書を通じて自分の考えと著者の考えをぶつけ合うこと。そして良い考えを次々取り入れていくこと。これらの連続が成長に絶対必要だと思っています。
日本人全員がもっと読書をすれば、日本は間違いなくもっと豊かで素敵な国になると思います。
その読書の習慣を定着させるのも読書会、アウトプットを前提とした読み方をできるのも読書会、自分が読まない本と出合えるのも読書会、他の人の本に対する考え方を聞けるのも読書会、読んできた本を振り返られるのも読書会、
読書会を知ってしまった以上、読書会なしに成長を目指すのが馬鹿らしいです。それくらい読書会は成長するために効率的です。人としてもっと成長したいと思うなら迷わず読書会に入って参加し続ける決意をするべきです。逆にここで理由を付けて入会を見送るなら、私は成長したくない人種なんだな、と割り切った方がいいと思います。
入会を即決したあの時の自分は今でも英断だったなと思っています。
今後の読書会について
もちろん今後の読書会も参加第一で考えていきます。
入会して半年くらいは一般として参加し続け、それ以降はファシリテーターとして毎回名乗りを上げると決めています。ファシリテーターは読書会の司会運行役です。このファシリテーター役も大変だけれど、かなり勉強になります。
許容できる範囲で自分に負荷をかけていきながら、ゆっくり確実に成長するのが今後の目標です。他にも、毎週1冊読んでいる本を1,5冊ぐらいに増やして、発表しない本も読み進める。というのも今後の課題です。
本当に読書会という場に出会えてよかったなと心の底から思います。
オマケ【妻との結婚を決めたある1冊の本】
最後に私の話をさせていただきます。
私は2018年に結婚した妻がいます。手前味噌ですが私にはもったいないくらい素敵な妻です。2017年の年末にプロポーズしたのですが、実はその1か月前に別れようか本気で悩んだ時期がありました。今でこそ男女の脳の違いからのすれ違いだったと理解できますが、当時の彼女は自分のことを何も理解してくれない敵だと本気で思っていました。積りに積もって彼女とは顔も合わせたくなくなりました。
そのころ出会った本が『新・良妻賢母のすすめ』という本でした。
誤解を恐れずにざっくり内容を話すなら、
「男は女性にこういうものを求めている」
「家庭を良くするも悪くするも女性次第」
といった内容です。
そうそう!コレコレ!俺はこういうのを求めていたんだ!と読んでいて当時の私、思いっきし大共感(笑)
そんな中、以前から計画していた三重旅行に行くことに。旅行でも私の気持ちが晴れることなく、最悪の雰囲気で一日目を終了。
一日目の夜に居酒屋に彼女を連れて行き、『新・良妻賢母のすすめ』を手渡して一言。
「俺はこうゆうのを求めているんだ。」
彼女は手渡された本をじーっと見てこう言いました。
「わかった。じゃあコレ読むから明日は別行動にしよう」
雷に打たれたように驚きました。
あとで読んでくれるだけで私にとって100点だったのに、旅行よりも本を優先する120点な回答、私には1ミリも発想にもありませんでした。この瞬間、この人は手放しちゃいけない人だなと確信し、翌月にプロポーズしたのでした。
今でこそ笑い話で
「渡された本にふせんがたくさんあってムカついた(笑)」
って言われますが、あそこであの行動に移せた妻は今でも尊敬しています。柔軟に変化を受け入れられる人だからこの先どんなことがあっても一緒にやっていけると思いました。
あの時あのタイミングであの本に出会わなければ、今頃どうなっていたんでしょうね。
考えたくもありません…
保坂亮介
野球・ゴルフの治療に特化した鍼灸師。自身も学生時代に栃木代表佐野日大高校で甲子園に出場した経歴あり。治療家活動と同時に家業を引き継ぎ、自社ブランドの健康食品・美容器を取り扱う会社を経営。妻と1歳半の息子を中心に生活中。