開催レポート やる気を爆上げする方法とは─松江隆明氏『いまどき 部下をやる気にさせる5つのメソッド: 自信がない 考えない 行動できない』出版記念セミナー

みなさんこんにちは、ビジョナリー読書クラブスタッフの山崎直子です。

2025年1月26日(日)【公開ビジョナリー読書会『いまどき部下をやる気にさせる5つのメソッド』松江隆明氏】と題してイベントを開催しました。

今年2回目のイベントです。22名の方がご参加いただきました。

イベント中は松江さんの熱い想いと、関西ならではのギャグを盛り込んだとても楽しいものでした。

こちらの書籍はサンデービジョナリーでも多く発表されています。

ではイベントがどのように行われたのかをご紹介します。

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イベント概要
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  • 松江隆明さんによるミニセミナー
  • アウトプットを体験しよう
  • 松江隆明さんへ直接質問コーナー

松江隆明さんによるミニセミナー

「何を売るか?」ではなく「誰が売るか?」応援したいと思われる人になるには?
最初の自己紹介のところで「ぎゅっ」と心を惹かれました。

そして、「元ひきこもり」、夢の国に行っても楽しくなかった、という言葉が、今の笑顔からは想像できませんでした。

そんな松江さんが、夢を叶えるためにはイメージを映像化する。本気で10回言う(くちへんに十で叶)ということをお話しされました。

なぜ今こちらの本を売りたいのか?
引きこもりこそ救世主
現在、ひきこもりの人は146万人、経済損失は22兆円

Z世代1人を納税者にすれば3兆円、こちらを生み出すために「外に出たら楽しいよ」という発信をしたい。
それには「ツボ」と「コツ」があり、逆上がりが出来るようになるのと同じことです。

今の若者はやる気のないフリをしてる。

それを①時流(強いリーダーではなく明るくなれるリーダー)②あり方(誰が言うのか)③やり方(ほめるのではなく一緒に喜ぶ)で今日から出来る事についてお話しいただく上で、時間がないのでこの中から一つ選びました。

そのためには「感動感度」を高めることが必要です。

①から③のどの話が聞きたいか?アンケートで①の時流が選ばれました。

一つ目は、時流は「飛べないてんとう虫たち」のお話しでした。
昔は外発的動機づけで無理に外に飛ばしていましたが、
今は仕事を楽しんでいる大人「ピンチをチャンスに出来る」を見せることで飛べるようにする。

二つ目は時代の変化によるリーダーの変化です。
Z世代のアンケートによると1番内村光良さん、水トアナウンサーだそうです。
お二人とも優しく親しみやすい印象です。
そして、場を明るく出来るひと。

信頼から尊敬され好意を持ってもらうためには、弱みを見せてもいい、とのこと。
それが人間味になる。
私(56歳)世代は、人に弱みを見せるのが苦手でつい頑張ってしまいますが、
それだと好意を持ってもらえないとわかりました。

そして、人をひきつけるのは魅力、というお話しを聞きました。
確かにちょっとポンコツな上司のほうが、こちらも頑張ろう!という気持ちになります。

AIやロボットに出来ないことを人間はやらないと生き残れない。
人に感動を与えること(感動感度向上)、例えば想定外のサプライズで人に感動を与える。
物を引き付けるのは磁力、人を惹きつけるのは魅力。

【アウトプットを体験しよう】

ビジョナリー読書クラブでは発表の型が決まっています。

本からの引用→気づき→行動宣言。

今回はアウトプットワークということで、参加されてるみなさまにビジョナリー読書クラブでの発表の型を体験いただくワークを行いました。

以下はワークの内容を一部ご紹介します。

(引用)
【1日15分の感謝タイム習慣】

毎日15分、部下がやってくれたことに対して感謝する時間を設けてみてください。
感謝タイムは、通勤電車の中でも業務中でも構いません。

おすすめは始業前の15分。
感謝の気持ちがわいているという、非常に前向きな状態で部下と接することができます。

(気づき)
仕事もそうだけど、プライベートでも感謝できているか。
特に家族への感謝の言葉を忘れない。

(行動宣言)
部下への感謝とともに家族への感謝の言葉を伝える。

【著者への質問コーナー】

ここからは質問コーナーです。

質問のみならず、コメント欄に書かれたものなどたくさんお話しいただきました。
時間の都合でミニセミナーでお話しいただけなかったテーマもおかわりしました笑。

では一部だけご紹介します。

・引きこもりから立ち直った一番のきっかけは?

おかんに「幸せを手に入れるものだと勘違いしていないか?
あんたには仲間がいる。亡くなったお父さんがいる。そして、何より私がそばにいる。」

幸せは手に入れるものではなく手の中にあると気づくこと、という言葉でした。
このお話しに「ぐっと」きました。

自分の子どもにそういう気づきを与えられてきたか?ここが松江さんの笑顔の原点なんだと思ったとき、涙が出ました。

・集合写真の裏にその人のいいところを書く、その具体的な効果は?

35人の人がいたら34個の自分のいいところがわかる、それはモチベーションアップに繋がる。
自分は一人じゃないと思えることが必要。

・忙しい上司はどうしたらいいか?

部下の成長をしっかり見る。
ちょっとでも成長していたら自分はうれしいと伝える。
そのためには感動感度をあげる。

・チャンス会議をどう浸透させるか?について

ある会社でのチャンス会議の動画を見せて頂きました。
正しいより楽しさ。

テーブルごとに部下が自分のピンチを話すと、それぞれ上司がチャンスと大声で叫び手をたたき、
とても楽しそうな雰囲気でした。

失敗を話す人にユーモアで答えることで、失敗が怖くなくなり、行動量が増える。
楽しく仕事が出来るようになる。

・部下からの自分の評価が思ったものではなかったとき悲しい気分になった時

自分のピンチもチャンスに変えることを10個考える癖をつける。
それから自己責任を考える。

・前向きに考えられるようになるには?

1人チャンス会議をやってみる。
辛いことがあった時「それ、何のチャンス?」と笑いを入れてみる。
つらい状況も笑顔になる。

・場を明るくすることが苦手な上司はどうすればいいか?

どうやればその人の心を明るくするか?
みんながんばろう、ではなく、その人の名前を入れて頑張ろうと言う。
1人じゃないと思える環境を作る。

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参加者からの感想等
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みなさまからいただいた感想の一部をご紹介します。

・「一緒に喜ぶ」というメッセージがとても印象的で深く残っています。
一緒に喜ぶ人でありたいです。
また、お母さま&奥さまエピソードもユーモアたっぷりで楽しかったです。ありがとうございます。

・ちょうど部下との関係で悩んでいたところなので、読書クラブさんからメールをいただき、すぐ松江先生の本を注文して読ませていただきました。

・今日は質問にも先生から直接回答いただき感激しております。
何のチャンスか早速書き出しています。
参加させていただきありがとうございました。

・感動は人がヒトに与えることができる最高のギフトですね。
その前提になるのが『感謝』のマインドですね。
昨年11月からスタートした活動で『感動』を与えられることを目標にしていきます。

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初めての方限定【初めてのビジョナリー読書会】のお知らせ
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ビジョナリー読書クラブでは、初めての方限定「初めてのビジョナリー読書会」(参加無料)を毎週日曜7時に開催しています。

スタッフがフォローし、はじめの一歩を応援します。

また安心な場づくりを心がけています。「興味があるけど不安もある」という方も、安心してご参加ください!

リンク
https://visionary-reading.com/first-visionary/

文:山崎 直子