宇田川元一
ダイアモンド社
2021年4月20日
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対話とは決してわかり合うことを目指して行うわけではありません。

第3章「対話とは何か」より

「他者と働く 分かり合えなさから始まる組織論」で日本の人事部「HR年間アワード2020」書籍部門最優秀賞を受賞した著者が、この受賞書籍の読者コメントのうち、「上司に読ませたい」といったコメントに対して対話の必然性とその具体策を提示したいと感じて発行された書籍です。
冒頭の引用はそれを現す一文に思えます。

では、対話とは何なのか?
そして、対話で何を目指すのか?
どのような対話であれば、その目的を達成できるのか?
といったアプローチで「組織の慢性疾患」の悪化を防ぐ対話方法「2on2」の具体例を提案する構成になっています。

対話とは(中略)今見えている問題の枠組から抜け出し、問題の捉え方を変え、組織をよりよい状態に導くための取り組み。

第3章「対話とは何か」より

組織の問題はどんな組織であっても、いつでも側にあるものです。このまま放置していては悪化を一途をたどる「慢性疾患」に心当たりのあるビジネスパーソンに、そこから抜け出す一歩を促してくれる、そんなお勧め書籍です。

レビュアー

杉本輝美

頑張って働く会社員です。