頭のいい人の対人関係 誰とでも対等な関係を築く交渉術

頭のいい人の対人関係 誰とでも対等な関係を築く交渉術
著者 犬塚 壮志
出版社 サンクチュアリ出版
発売日 2022年 12月 22日(木)

推薦者:櫻井和博

櫻井和博

推薦者・櫻井和博について

製造業の開発部門で企画の仕事をしています。サッキーです。素晴らしいメンバーに囲まれて、素晴らしい本を紹介できて光栄です。熱量をこめて、エモーショナルに紹介していきます。

おすすめポイント

表紙に、「もう、もめない・損しない・ナメられない」とあるように、交渉弱者のための本です。

第1部として、守るべき3つのルール、覚えておくべき5大セオリー、
第2部では、仕込み期、仕掛け期、仕切り期にわけて、具体的な交渉術を紹介、
第3部では、同年代・目上の人、年下・目下の人、取引先・商売相手にわけて、具体的な技術を紹介。

2部、3部での具体的な技術の紹介で、1部の3つルール、2部の5大セオリーと関連付けて説明してくれるので、本の中を行ったり来たりして構造的に理解できる。現場で自分が応用したときとか、対人関係の実際の現場で、あ~、だからうまくいくんだ~みたいな発見がある。

(86ページの好意の返報性に関するところ)
本日の議題ですが……とかいきなり本題に入ってしまうのではなく、ずっと前から○○さんにお会いしたかったんです。と言ってみたり、ずっと○○さんと一緒にお仕事したいと思っていたんです、と言って、まず、相手に好意を寄せる。
そうすると、否定的な意見を言いにくくなる。相手から好意的な対応が返ってくる確率が高まる

この本がすごいのは、技術紹介にとどまらず、主導権を握って、人生をより良くしていく、という対人関係の目的に立ち返って、技術を使うときの注意事項、身を守るために大切なことを教えてくれる。

今回引用した好意の返報性を使うときの注意事項、大切なこと、ここでは詳細は割愛しますが、キーワードだけ紹介すると「認知的不協和」です。認知的不協和のようなわかったようなわからないような言葉も、この本を読めば、腹落ちして自分の言葉で説明できるようになります。

読後感

メタ認知というか、アハ体験ができるようになるというか、何度も何度もおいしい、読後を味わっています。アイスブレイクって苦手だったんですけど、この本を読んで好きになりました。そういう対人関係でモヤっとすることが昇華される本で、今後、じわじわと価値が認められていく本です。

こんな人におすすめ

読書会もそうですけど、こういうサードプレイスに集まる人って、仕事かプライベートのどこかに闇っていうのか、収まりきらない熱量みたいなものをもっていると思っていて、僕自身もそうなんですけど、例えば仕事で言えば、
「あいつ絶対自分より勉強してないのに(バカなのに)、立ち回りだけでいい思いしてる」ってありますよね?
そういう人って、闇というか熱量をうまく仕事やプライベートでぶつけることができれば、仕事で認められたり、プライベートで充実したりすると思っていて、そういう、うまく昇華(昇っていくほうの昇華)できない闇、熱量を持っている人に特におすすめできます。