吉森保
2020年12月16日
日経BP
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健康は忙しく働くビジネスパーソンにとってスキルとも言える、と、どこかで聞いたことがあります。
その健康を維持するためには、人間の身体の仕組みを知っておくことも大切ですよね。

本書は人間の身体の仕組みを生物の細胞レベルで易しく解説してくれています。
章の構成から、一文一文に至るまで、素人でも分かるように随所に気遣いされていて、生物や化学が苦手だった私でも理解が深まる一冊でした。

科学は何かというと、仮説(理論)をどんどんよいものにして、真実に近づける営みです。
(中略)
ちなみに、100%の真実には到達できませんが「真実に近づいたな」と気づくことはできます。なぜかというと、真実に近いと、その仮説からほかのいろいろなことを説明したり、予想できたりするからです。

「Chapter001 科学的思考を身に付ける」より

この引用から、科学的思考はビジネスでも活かせる考え方なんだなと興味が深まります。その後、細胞の仕組みの説明があり、病気や死についての仕組み、最後は健康を維持するための「オートファジー(2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞)」機能の説明、オートファジーが活性化するための日常生活での取り入れ方など、最後のページまで次のページをめくるのが楽しみな一冊です。

いつも酷使しがちな自分の身体をもう少し気遣って、健康を維持して働き続けたい皆さんにオススメです!

レビュアー

杉本輝美

頑張って働く会社員です。