なぜか声がかかる人の習慣
著者 | 高橋浩一 |
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出版社 | 日本経済新聞出版 |
発売日 | 2021年 04月 17日(土) |
推薦者:吉良健一
推薦者・吉良健一について
吉良健一と申します。
プロジェクト収支管理のソフトウェア会社にて、既存顧客向けインサイドセールスをしています。
大学中退、元ブラック企業勤務、元ダメ営業マンからの学び直し中です。
週1冊のペースで、自己研鑽できるビジネス書を読み、読書会にてシェアしています。
本活動を通じて新刊への感度を高めたいと思い参加しています。
私の気付きがみなさんの小さな力になればと思い発表します。
おすすめポイント
トヨタ自動車でさえ終身雇用を守っていくのは難しいと言われ、
フルタイムの正社員が減って、副業や独立が注目される個の時代です。
もし仮に、会社の肩書やブランドを外したとき、自分がどのくらい世の中で通用するでしようか?
本書では、個の時代を生き抜くために必要な「9つのステップ」が紹介されています。
9つのステップは、3つのステージに分かれています。
最初はステージは身近な人。
ステップ1.身近な人にフィードバックをもらう
ステップ2.強みをアクションプランにする
ステップ3.実行した結果を人に共有する
ステップの結果、このステージでは、自分の身近な人から声がかかります。
次のステージは知人の知人。
ステップ4.じぶんの世界を広げる
ステップ5.広げた世界で周囲に貢献する
ステップ6.フィードバックの循環を育てる
ステップの結果、このステージでは、知人の知人から声がかかります。
最後のステージは世の中。
ステップ7.言語化して情報発信する
ステップ8.人と一緒にコンテンツを磨く
ステップ9.自分の軸をつくる
ステップの結果、このステージでは、世の中から声がかかります。
それでは、なぜ「9つのステップ」が必要なのでしょうか?
引用します。
P51
「人生の大事な場面では、どんなに自分が望んでいたとしても、最終的には他人に決定権がある」
(中略)
人から声をかけられるためには、相手の心を動かす必要があるのです。P56
どんな場面であれ、自分に対してOKの返事をもらえた場合、それはどこかで相手の心が動いたということです。(中略)
大事なのは、「自分が予想していた場面とは違うところで、相手の心が動いていた」ということです。
人の心を動かすのが難しいと感じるのは、「いつ、どんな風に人の心が動くのか」に関する情報が足りていないからなのです。(中略)
人に対して、強みを活かした貢献をすることで、相手の心が動く。
この繰り返しによって、あなたの強みを認識する人が増え、「声がかかる人」になるのです。
それでは、「いつ、どんな風に人の心が動くのか」をどうやって知ればいいのでしょうか?
「いつ、どんな風に人の心が動くのか」
それは、身近な人に
「私の行動で心が動いた瞬間はどのタイミングですか?」
と聞いてみてください。
心が動いた場面やタイミングまで踏みこんで聞くと、次の行動につながるヒントを得られます。
こうして、心が動いたポイントをもとにした小さなアクションをすぐに実行します。
実行して良いことが起こったら、フィードバックをくれた人に、実行した結果と御礼を伝えます。
誰しも、人の役に立つのは嬉しいことです。
あなたがフィードバックをもとに実行し、良い結果が得られた事実を伝えることは、相手のハッピーにもつながり、幸せなフィードバックの循環が作れます。
この手順がステップ1・2・3です。
こうして、自分の身近な人から声がかかるようになります。
読後感
私は「強みは自分自身で築くもの」と考えていました。
しかし、本書を読んで「強みは自分が予想していた場面とは違う」と知り、「強みは自分の外から知り、自分と自分の外で育てるもの」であることに気付きました。
早速、身近な方に「私の行動で心が動いた瞬間はどのタイミングですか?」と聞いてみました。
私自身では意外なことですが、私の強みは「地道さ、愚直さ、図太さ」であると知りました。
この強みをもとに、読書会・セミナーで得た知識を、Facebookでシェアし続けるようになり、小さな自信を持ちました。
これから、フィードバックをくれた人に実行した結果とお礼を伝え、幸せなフィードバックの循環を作り始めます。
こんな人におすすめ
個の時代。全てのビジネスパーソンにおすすめします。
中でも、自分に自信を持てない方には是非とも読んでいただき、自分の強みを手に入れて欲しいです!
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