恐れのない組織
著者 | エイミー・C・エドモンドソン |
---|---|
出版社 | 英治出版 |
発売日 | 2021年 02月 03日(水) |
推薦者:杉本輝美
推薦者・杉本輝美について
頑張って働く会社員です。
おすすめポイント
心理的安全性の提唱者、エドモンドソン教授の翻訳新刊です。「ぬるい組織」として、何かと誤解されがちな「心理的安全性」というワードですが、エドモンドソン教授は以下のように述べています。
自動車を動かすのが燃料でないのと同様、組織を動かすのは心理的安全性ではないのだ。
第一章「土台」-「心理的安全性だけでは十分ではない」より
また、このようにもこの著書には記述されています。
「素晴らしいもの」をめざすなかで「駄目なもの」に積極的に向き合って初めて、目を見はるような大成功が生まれる。
第七章「実現させる」-「心理的安全性の土台のつくり方」より
私なりの解釈ですが、「心理的安全性」はハーズバーグの二要因理論の衛生要因に当たるものではないかと思いました。
素晴らしい成果をあげるために、認めたくない事実に正面から向き合い、受け止めることができる組織であり続けることが必要であるから、その心の準備として「心理的安全性」が土台となる、そんなことを教えてくれる本です。
誰かと協働して達成するものがあるビジネスパーソンにおすすめです。
- オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
- ビジネスの未来