ひとりで楽しみたい派? 誰かに話したくなる派?
映画を観たら、誰かとその映画についてなぜか話したくなりませんか?
「ひとりで楽しみたい派」という方もいると思いますが、私は「誰かに話したくなる派」です。
虹を見ると、誰かに
「見て、見て!虹が出ているよ!」
と伝えたくなって、SNSに投稿したり
1度しか聴いていない音楽・曲なのに、なぜか耳にフレーズが残り、気づいたら口ずさんでいることもあります。
「香水」の「ドルチェ&ガッバーナ」のように。
気持ちが自然と動かされるのですよね。
じゃあ、本を読んだら?
「これって今の〇〇さんにピッタリかも」
と思えば、メールして教えることもあったけれど、そうした機会はそれほど頻繁には、、、ないです。
ビジョナリー読書クラブに参加する前は、SNSに読んだ本について投稿することはあっても、定期的に誰かに伝えることはありませんでした。
でも、ビジョナリー読書クラブに入会して、毎週日曜日の朝7時からのサンデービジョナリー読書会に参加すると自動的に、他の参加者に伝えることができます。
やり方は、自分が読んだ本の中から一部を引用し、気づいたことを伝え、それを受けて、今後の行動を宣言するのです。
例えば、
ヘンリー・ディヴィッド・ソロー著
「孤独の愉しみ方」を読んで
(引用)
「親密な交友を楽しもうとするなら、二人の距離は遠く離れていなければならない。」という一文に出逢いました。
この部分が刺さったのは、私が最近、とあるグループのメンバー達(読書クラブの方々ではありません。ご心配なく。)との間で、非常に不愉快な思いをして
「もう、やっていられない!!!」
と感じた事件があったからです。
今年4月以降、直接会う機会が制限される中、メンバー達とのメールのやり取りや毎週のように行われるオンライン会議、実際に顔を合わせる人達とオンライン参加のハイブリッド型の会議までして、議論。
物理的な距離は遠くなったにも関わらず、精神的な距離が近くなりすぎていました。
「親密な交友を楽しもうとするなら、二人の距離は遠く離れていなければならない。」
(気づき)
この一文を読んで、彼ら・彼女らに対する敬意が薄れていたのだと、思い知らされました。
さらに、アンガーマネジメントのコンサルタントとして自身を振り返り、イライラ・モヤモヤの裏にある思いを、率直にメンバーに伝えました。
その結果、関係を決裂させることなく、今後も協力していくことが確認できました。
(宣言)
相手と距離を保ち、敬意を忘れないようにします。
といった感じで、発表します。
その後、他の読書会の参加者から
「そういえば、自分にも最近こんなことがあった」
「須田さんでも、怒りの感情のコントロールが難しいことがあるんですね」
「率直に言い合える関係は理想的ですね」
といったフィードバックがもらえるのです。
自分がフィードバックする時は、勝手に脳がフル回転して、ドキドキしながら自分が感じたことや思いをその場で話す訓練になります。
毎回4〜5人のグループで行いますが、メンバーはその都度変わるのでいつ参加しても新鮮な気分を味わえます。
まだ経験されていない方はもちろんのこと、しばらく離れてしまった方も、ぜひ、毎週日曜日、朝7時からの読書会にお越しください。
最後にもう一文「孤独の愉しみ方」から引用します。
「読書とは、高貴な知的訓練をすることである。」
サンデービジョナリー読書会でお目にかかれることを楽しみにしています!
須田愛子
アンガーマネジメントコンサルタントとして主に講演活動や企業研修、講座の開催をしている