開催レポート【5周年記念 2022年今年1番よかった本ビジョナリー読書会】

師走の足音がする11月。
紅白歌合戦の出場者の発表や、新語流行語大賞候補の発表など、年の締めくくりに向けて動き出しています。そんなニュースを聞くとつい「今年は〇〇な年だったな〜」「2022年といえば〇〇」と想いを馳せてしまう方もいるのではないでしょうか。
そんな中、11月23日に「今年1番よかった本 ビジョナリー読書会」を開催、しかもビジョナリー読書クラブが発足して5周年を記念した特別企画でした。
参加者は「ベストマイブック・オブ・ザ・イヤー」の特別な1冊を持ち寄りました。
 

「ビショナリー宣言」とは?

「ビジョナリー宣言」とは、本というツールを使ってビジョンを実現させる事を目的に、読書を通じて「気付き」のみならず、何らかの行動や意識を変える「宣言」をし、「思考のメンテナンス」をする事です。

なんかこの文章だけだと「ムム、何やら難しそう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実のところ、読書会に参加する前の私自身もそうでした。
誘われても何かしら言い訳をして参加する事に二の足を踏んでいました。
ですが、発表のフレームワークを活用する事で初回から楽しく参加できています。「もっと早く参加してれば良かった!」と思ってしまうほど。

そのフレームワークとは、
1.本の中から特に印象深い部分を引用
2.そこからの気づき、自分なりの解釈を話す
3.今後どのようなことを心がけたり、行動するかを宣言
というもの。
共通の1冊(課題図書)ではなく、自分が選書したものを発表します。

代表の横川理恵さんは、
〝「ビジョナリー読書会」とは、本というツールを使ったコミュニケーション〟
と表現しています。
本からの引用や解釈がある事で、自己開示がしやすく、また相手の読んでる本から、その人となりを知る事もできます。
自分の学びだけでなく、読書を通しての仲間作り、友達との交流の場ともなっています。
 

今年一番に選ばれた本

読書会はブレイクアウトを活用し、3〜4人で行われました。
「今年1番良かった本」というのもあり、熱がこもった発表が各ルームでされていました。

LISTEN
ケイト・マーフィ(著)
(宣言)今自分はどんな状態かを意識して相手の話に耳を傾けます

『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』
大平信孝(著)
(宣言) 自分のコンディションを整えます!

『世界のビジネスエリートを魅了する教養としての着物』
上杉惠理子(著)
私も私の楽しみ方で着物を伝えていきます。

『複利で伸びる1つの週間』
ジェームズ・クリアー(著)
宣言だけでなく行動まで大きく変わった1冊です。

『図解 渋沢栄一と「論語と算盤」』
山崎賢(著)
子供との向き合い方が変わりました。

『幸せは私が決める~自分の心の持ち方を見つめる少しの勇気を~』
山崎賢(著)
子供との向き合い方が変わりました。

『片づける禅の作法』
升野俊明(著)
片付け、掃除のことだけでなく、心の持ち方、命の尊さも書かれてあり、とても良かったです。掃除は心を磨くため!と思えば、実践し続けることができそうです。

 
他8冊、それぞれ自分にとって今年1番の本がシェアされました。

 

「ビジョナリー読書クラブ」に入って変化したこと

最後の30分は全体の交流の時間。
「ビジョナリー読書クラブに参加して変化はありましたか?」
という問いに対して、参加者からは次のような感想が上がりました。

  • 読書の質と量が変わりました。
  • 毎週日曜朝7時から読書会に参加すると目標をたて、見事継続。読書の習慣が身に付きました。
  • 発表を聞くという事、フィードバックを考える事を同時にする思考が身に付きました。
  • 読書をする時、引用する箇所を探しながら読むようになった。
  • どんな本であっても、何か学べる箇所を探しながら読書をしています。読書会で発表するから頭を使いながら読めています。
  • 「引用・気づき・行動宣言」をする事で、読んだ本がハッキリと記憶できるようになりました。
  • 読書って自分と遠くにあるものと思っていた。でも、ライトに本と付き合っている人がいる事を知りました。本との距離感を掴むことができそうです。

5周年を迎えた「ビジョナリー読書クラブ」。
参加したきっかけも参加し続ける目的も、地域や年代も様々ですが、楽しみながら読書を習慣化する人が増えています。
「寝坊して参加し損ねた!」と後悔する人も多い読書会です。
これからも毎週、日曜あさ7時と火曜よる20時に継続して開催していきます。
まだ出会っていない本との出会いを楽む人が増えますように。
 

初めてのビジョナリー読書会(参加無料)のご案内

現在参加しているメンバーの中には、読書習慣が全くなかった人も多くいらっしゃいます。
・読書会って実際どうやるの?
・うまくできるか不安
など、読書会に興味はあるけど少しハードルが高いと感じている方に、誰でも気軽に読書会を体験し、本をシェアする楽しさを味わう事ができる「初めてのビジョナリー読書会」を毎月実施しています。ぜひ一度参加してみてください。
https://visionary-reading.com/2021/07/10/first-visionary/
 

レポート:工藤正隆